「何から手をつけたらいいのか・・・」

「金持ちになりてぇ～」・・・毎日、そう思っていた。それは今でも変わらない。
でも、自分に何ができるか、どんな手段で金持ちになれるのか、全くわから
ない！　ん～～～・・・

そんな中、ある日、居酒屋で飲んでると「楽しいなぁ」と思った。
「！」じゃあ、お店をやろう。
こんなメチャクチャな理由（動機）が始まりだった。
今からすれば「あの時の俺はバカだ！」と本気で思う。　

皆、賢いから「失敗したら困る」と思って、なかなか行動に移せない。
ただ、あれこれ考えすぎて身動きの取れなくなる賢さなら、要らないとも思う。

「何から手をつけたらいいのか分からない」というのは、

裏を返せば、「手をつけられる材料はある」ということ。

手をつける順番を間違えたら確実に失敗するという類のものが、どれほど

あるだろう・・・などと言うと、「楽観的すぎる」と叱られてしまうだろうか？

さて、こんな状態で「お店をやりたいんだけど・・・」ってかみさんに言ったらダメ
と言われるのは明らかだった。
では、後戻りできないくらいまで話しを進めてしまえば反対もできないだろうと、
銀行に行って借り入れを起こし、店舗物件を押さえ、業者に工事も依頼した。
そこまで来て初めてかみさんに言ってみた。
「今度、お店やるんだぁ」

「えぇ～？いつ？どこで？お金は？どんな店？・・・」
色々話した後、「あんたみたいなヤツとは離婚だぁ～」と言われたが、謝り続け、
さらには条件を幾つか承諾させられ、やっとの思いで理解を得た。

ここから、私の快進撃（？）がスタートすることになる。
（この快進撃をある人は「いばら人生」と言っている）